足底腱膜炎

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足底腱膜炎とは?

足底腱膜とは、踵から足の指の根元まで伸びる厚い腱膜です。腱が扇のように広がっていることから腱膜と呼ばれます。足底腱膜は、足のアーチ構造を支える働きを持っていて、足にかかる衝撃を緩和させることに作用します。そして足底腱膜炎とは、この足底腱膜が炎症を起こし、足の裏、特に踵周辺に痛みを引き起こす状態のことを指します。

足底腱膜炎の症状

足底腱膜炎の主な症状は足の裏、特に踵周辺の痛みです。痛みは、歩き始めや立ち上がり時といった、動き出しの瞬間に最も激しく、静止状態になると和らぐことが特徴です。生活の中では、起床後の最初の数歩や、長時間座った後の立ち上がり、または運動後に痛みを感じることが多いと言われています。
痛みの性質としては、針で刺されたような「チクッ」とした痛みが特徴的で、非常に強い痛みであるため、恐怖心から歩くことに対してネガティブになることも少なくありません。

足底腱膜炎の原因

足底腱膜炎は、足底腱膜部に過度のストレスが繰り返しかかることで、足底腱膜に微小な損傷が生じ、やがて炎症を引き起こすことで発生します。

 

具体的には、長時間の立ち仕事や、急激または過度な運動の反復などによって、足底のアーチを形作る足底腱膜に負荷がかかることが原因となります。また、体重が増加した場合も、足底のアーチを保つ役割を持つ足底腱膜への負担が増大するため、足底腱膜炎のリスクを高めます。さらに扁平足の場合も、足底のアーチが崩れているため足底腱膜に負担がかかりやすく、足底腱膜炎を生じるリスクが高まります。

 

また間接的な原因としては、ふくらはぎを主体とした、足全体の筋疲労があります。筋肉は独立して存在しているのではなく、筋膜という膜に複数の筋肉が包まれる構造となっているため、足のどこかの筋肉が疲労し、柔軟性が失われると、同じ筋膜に包まれる別の筋にストレスがかかりやすくなります。足底腱膜に特に影響を与えるのがふくらはぎの筋肉で、ふくらはぎが固くなることで足首の運動が制限され、足底腱膜にも負担がかかりやすくなります。

足底腱膜炎の検査

足底腱膜炎の検査として、次のようなものが行われます。

徒手検査

足底腱膜炎が疑われる場合、足底腱膜が付着するかかとの前方部分に圧迫を加え、痛みが誘発されるかどうかを判定します。足底部分を圧迫することで足底腱膜にテンションが加わるため、炎症が起きていれば痛みが誘発されます。

レントゲン撮影

足底腱膜部分に対するストレスが反復して加えられた場合、足底腱膜が付着するかかと周囲に、骨棘(こつきょく)と呼ばれる尖った骨が形成されることがあります。これは、足底腱膜が繰り返し伸張されることで、足底腱膜が付着する部分の骨に異常な発達が生じた状態です。

 

レントゲン撮影では、この骨棘の有無を判定することが可能です。また、骨によって作られる足底アーチを観察し、その程度によって足底腱膜炎の可能性を判定することにも利用されます。

MRI検査

足底腱膜炎の程度によっては、足底腱膜に裂傷が生じている場合があります。MRI検査では、足底部分を輪切りに撮影することによって、腱膜の断裂を観察することができます。

 

※そばじまクリニックでは、高性能なMRI(磁気共鳴断層撮影装置)を導入しています

足底腱膜炎の治療

足底腱膜炎の治療方法として、次のようなものが挙げられます。

安静を保つ

足底腱膜炎は、腱膜の炎症が主体であることから、患部の安静を保つことが最優先となります。とはいえ生活する以上、足の安静を完全に保つことは困難であることから、クッション性の高いスニーカーを履く、筋肉の動きをサポートするテーピングを行うなどによって足底腱膜への負担を軽減させることが現実的な対処法と言えます。

アイシング

足底部の痛みが強い場合、足底腱膜の炎症も強いことが予想されます。その場合は炎症を改善させることが優先されるため、アイシングなどで患部を冷やすことが有効です。

抗炎症薬

アイシングなどで十分な効果が得られない場合、消炎鎮痛剤によって症状を緩和することも考慮されます。ただし、抗炎症作用の強いステロイド薬などは、高い効果が期待できる反面、他の部位への副作用もありますので、メリットとデメリットを十分理解して使用する必要があります。

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