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細胞バンクとは?
細胞バンクとは、患者様の細胞を採取し、長期的に安全に保存するサービスです。そばじまクリニックでは「脂肪幹細胞バンク」を提供しており、脂肪幹細胞の採取から冷凍保存、そして将来的な使用までを一貫して行っています。
脂肪から採取した幹細胞は、時間と共に、その数と活力が減少するため、若い時に採取し保存しておくことで、年齢による治癒力の低下を補完する手段として活用することが可能になります。
細胞バンクでは、採取された脂肪幹細胞を精製し、適量に分けて超低温で保存します。これにより、将来必要に応じて複数回の幹細胞を用いた再生医療を受けることが可能になります。
細胞バンクを利用するメリット
若い時の健康な細胞の利用
年齢と共に細胞の数と活力は減少しますが、若い時に採取した細胞はその潜在能力を保っています。これらの細胞を用いることで、より効果的な治療が可能になります。
再生医療の準備
将来必要になった時にすぐに使用できるよう、自分自身の幹細胞を保存しておくことが可能です。
複数回の治療への対応
細胞バンクでは、保存された細胞をいくつかに分けて保存するため、複数回にわたる治療に対応できます。これにより、長期的な治療計画に対応することが可能となります。
利用の流れ
1.脂肪組織の採取
患者様からの脂肪組織(腹部や大腿部など)を局所麻酔下で吸引します。
2.細胞の採取と保存
採取された脂肪は「細胞治療ユニット」にて幹細胞の抽出が行われ、超低温の状態で長期保存されます。
3.細胞の管理
院内に設置されたCPC(Cell Processing Center:細胞培養加工施設)にて、厳重な管理の下、細胞の精製や培養を行います。これにより、安全性と細胞の品質が維持されます。
4.細胞を保存している方への情報提供
細胞を保存されている方へ、随時、臨床研究の動向や臨床応用の状況についてご説明します。
注意点
細胞の精製・培養・保存には、感染や異物混入のリスクが伴います。それらが発生した場合、組織採取をやり直すこともあります。そばじまクリニックではこうしたリスクを最小限に抑えるために、徹底した管理と万一の事態に備えた対策を実施しております。